なんかいいことないかな。おいしい話はないかな。
そう思っている人が多いですよね。みんなそう思っていますよね。
運は、単なる偶然ではなくて、高めることができるものだということを紹介している本を紹介します。
運を高められる習慣がたくさん紹介されているのですが、特におもしろいのが、ポジティブな気持ちをもてるようにしつつ、成功体験も得られる言葉の置き換え、言い換えについての習慣。
私はちょっと想像しただけでにやけてしまいましたが、これも紹介します。
運を高めて、運がいい人になって成功をつかみ取れるように、そんな習慣を勉強しましょう。
運を高める習慣
運がいい、悪いとよく言います。
本人の行動とは別に、偶然に良いことが起きた場合、偶然に良くないことが起きた場合に、よく「運」という言葉を使いますよね。
でも、運は、完全に偶然まかせのことではなくて、その人の行動によって高められるものだということです。
運とは、自分で高められるもの
この本の冒頭には、高めることができるということが記載されています。
多くの人は「運」を偶然性によるもの、あるいは生まれつき天から与えられるものととらえ、自らの力で「運がいい人」になろうとは考えません。
しかし私は断言できます。
運とは、自分で高められるものなのです。
そして、運を高めることができる行動は、たった一分の小さな習慣の積み重ねだと説明されています。
この本には、そんな習慣がたくさん紹介されているのですが、その中から私も強くおすすめできる3ポイントはこちら。
- 「○○しなきゃ」を「○○したい」に置き換える
- コンフォートゾーンからラーニングゾーンへ
- 自分が憧れ、目指す人物をランチに誘う
以下で順番に紹介します。
「○○しなきゃ」を「○○したい」に置き換える
よく言われることですが、「ポジティブな言葉を発するだけで、人は前向きになる」(P.38)ということがあります。
「自分は運がいい」「自分ならできる」と信じて物事にとりくむと、ほんとうにうまくいくことも多いということですね。
こういうことを通じて「可能思考」、つまり、できる方法を探すことにフォーカスする考え方をしていくのがよいということだと思います。
その一例として、上記の言葉の置き換えがあります。
仕事でも日常生活でも、あまりやりたくない・気が進まない仕事や作業について「○○しなきゃ」と思って、してしまう。
こんなときに、「○○したい」というふうに言葉を置き換えて、できれば口に出して言う。
このようにすると、心がスーッと軽くなり、もやもやしていた気持ちが前向きなものに変化します。(P.49)
本心には反していても、このように口に出すことで、その行為をする方向に意識が向く、可能思考に近づけるわけです。そんな気がします。
「上司にミスの報告をしたい!」「あの会議に出席したい!」
自分の仕事のなかで、やりたくないことを想像して上記の置き換えを考えてみました。
例えば、仕事でミスをしてしまった、それを上司に報告しなければならないとき。
気が進まず「上司にミスの報告をしなきゃ。。」と思っているときに、あえて、「上司にミスの報告をしたい!」と口に出してみる。
これ。
想像したら、ちょっとポジティブすぎて笑ってしまうけど。確かに深刻さが軽くなる感じがするかも。
例えば、自分が不利になる会議とか、まったくの時間の無駄になる会議などについて「あの会議に出席しなきゃ。。」という思いのときに、あえて、「あの会議に出席したい!」と口に出して言ってみる。
ちょっとポジティブすぎておもしろい。会話のネタにも使えると思います。
どれくらい効果があるかはわからないけど、少し前向きになれそうな気がします。確かに。
コンフォートゾーンからラーニングゾーンへ
仕事や人間関係において、コンフォートゾーンという考え方があります。
コンフォートゾーンというのは、毎日決まった業務をこなすだけの職場や、長い付き合いで楽な人間関係など(P.60)。
そのようなコンフォートゾーンは、成長のためにはちょっと注意が必要です。
居心地のいい場所が人の成長を止める(P.60)
人が成長するためには、適度なストレスという摩擦が必要。ではそれを感じるためにはどうすればいいか。答えは簡単。コンフォートゾーンから抜け出せばいいのです。(P.62)
コンフォートゾーンにいると新しい刺激がなくて成長もないということです。成長するためには、コンフォートゾーンからでて、ある程度のストレスを感じることが必要ということです。
適度なストレスと高い学習効果が得られるゾーンをラーニングゾーンというようです。ここで成長する。
確かに。
そういえば、ユーチューバーのバイリンガル・チカさん(バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika)さんの本にも、「自分のコンファートゾーンから出て居心地悪い環境でキャパを広げていく」ということが書かれていたことを思い出します。
コンフォートゾーンから出てラーニングゾーンで成長していきましょう。
自分が憧れ、目指す人物をランチに誘う
もう1つが、目指す人物像に近づくための方法として。
「あの人みたいになりたい!」そう思える人と積極的に交流を試みるようにしてください。(P.118)
ランチに誘うというのは、交流の1つの例だと思いますが、自分も相手も仕事をしているのであれば、ランチタイムを有効に使えるので良いと思います。
このように交流することによって、よいアドバイスをもらえるかもというのが直接的な効果だと想像しますが、そのほかにも、いまの自分より高いレベルに到達するための行動という面があるようです。
「自分より高いレベルにいる人に囲まれていれば、自分もいつかそのレベルに到達できるはず」(P.120)という考え方も紹介されています。
それも正しいと思います。自分の中の普通レベルが、自分の周りの人によってひっぱり上げられてしまうので、そこで普通にやっていれば、以前よりも高いレベルに到達できてしまうということだと思います。
あと、必ずしも「目指す人物」だけでなく、話をしたいのに普段なかなか話しにくい人や、仲良くなりたい人との交流をするのもよいと思います。普段話をしない人と話すと、いろいろと刺激を受けて、自分の世界を広げるきっかけを得ることもできます。
ランチタイムを上手に利用して、自分のレベルアップや世界を広げる活動をしていきましょう。
今日のみどころ
今回は、運を高めて、運がいい人になるための習慣がたくさん紹介されている本から、いくつかの習慣を紹介しました。
特に「○○したい!」と言葉を言い換える習慣は、おもしろくて、会話のネタにも使えると思います。
運を高めて、運がいい人になって成功をつかみ取りましょう。