英語を話せるようになりたい!ネイティブならどういうのか知りたい。ネイティブみたいにしゃべりたい。
英語を話せるようになるための勉強やトレーニングをしているとそう思うことも多いかもしれません。
でも、英語を話せるようになるための勉強やトレーニングをするのなら、ネイティブなみの英語を話すのは無理と思ってOKかも、という話です。
私は技術系サラリーマンで、英語話せるようになりたいと思って半年ほどオンライン英会話を続けてきています。ネイティブレベルを目指すとか、完璧な英語を目指すのは到底およばないのでのんびりやっていますが、ある意味ではそれによって継続できているともいえます。
この記事では、ひとまず英語を話せるようになるためにネイティブ英語は必要ない、っていう内容の本を紹介します。ユーチューバーの「バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika」さんの本です。
この本を読めば、ネイティブ英語にとらわれないで「英語はただのコミュニケーションツール」と思ってどんどん使えるようになれる!と思います。
ネイティブなみの英語は無理と思ってOK
英語を話せるようになりたいと思って、ネイティブならどういう単語やフレーズを使うのか調べて覚える。
実際に、ユーチューブでもその他のインターネット上の情報でも、「ネイティブならこう言う!」または「ネイティブならこう言わない!」という内容の情報があると、気になってみてしまう。
よくやってしまうことかもしれません。
でも、日本人がネイティブ英語を目指す必要はない、日本人がネイティブなみの英語を話すのは無理と思う方がいいのでは。
それよりも、ネイティブに伝わる英語(P.103)を話せるようになると思って英語の勉強やトレーニングをしていきましょう。
本『ネイティブ英語なんて必要ない!』紹介
今回は、本『ネイティブ英語なんて必要ない! フレーズばかり暗記しても、あなたが英語を話せないワケ』を読んで印象に残った部分を紹介します。
筆者の吉田ちかさんは、ユーチューブの「バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika」チャネルの人で、とてもおもしろくて、すごくためになります。私もいつも視聴しています(*1)。
*1:バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika
以下の3点にしぼって紹介します。
- 日常的に必要ないことを続けるには必要と感じる時間をどれだけ作れるかが大事
- 自分のコンファートゾーンから出て居心地悪い環境でキャパを広げていく
- 自分から話しかけない人は、完全クローズドにならない、話しかけやすい雰囲気に
以下で順番に説明します。
日常的に必要ないことを続けるには必要と感じる時間をどれだけ作れるかが大事
印象に残ったところの1つ目は、「日常的に必要ないことを続けるには必要と感じる時間をどれだけ作れるかが大事」ということです。
英語の習得には時間がかかります。でも、日本での日常的な生活には英語が必要と感じることがほぼない。なので、英語の習得に時間をかけている途中でモチベーションを維持できなくなって英語の勉強やトレーニングをやめてしまうことが多いですよね。
それを回避して、モチベーションを維持して英語を習得したいならどうしたらよいか。
必要ないものにわざわざ時間を作るってなかなかできません。
新しい言語を習得するには、フワッとした思いだと続きませんね。
日常的に必要ないことを続けるには必要と感じる時間をどれだけ作れるかが大事(P.88)
例えば、外国人と深い話をしてみたいという目的があるなら、外国人と話をする頻度を増やす、というようなことです。
また、スカイプレッスン(オンライン英会話)を利用して実践する機会を増やしたり(P.75)、TEDのプレゼンの動画を見てモチベーションを維持することもできます。(P.98)
日常と違う、英語を話さないといけない環境をつくって、そこに自分をもっていくことですね。
自分のコンファートゾーンから出て居心地悪い環境でキャパを広げていく
印象に残ったことの2つ目は、「自分のコンファートゾーン(comfort zone)から出て居心地悪い環境でキャパを広げていく」ということです。(P.78)
コンファートゾーン(comfort zone)というのは、自分が無理なくできることの範囲(領域)のことで、自分が慣れていること、上手にできることなどの範囲です。そのコンファートゾーンにいるだけだと、ひとから上手だと思われたり尊敬されたりしてよい思いをすることができるけど、そこでは成長できないということです。
自分のコンファートゾーンの外にでる、つまり、自分がやったことがない範囲(領域)のことをすると、うまくできない、ヘタだと思われる。居心地が悪い。嫌な思いをします。
でも、コンファートゾーンの外に出て、いやな思いもしながらコンファートゾーンを広げる、キャパを広げていくことで新たな可能性や展開がどんどん出てくる。これが自分の成長につながります。
これは言語の習得に限らないことだと思いますが、新しいことに挑戦することが大事ということ。そこでする失敗も大事。失敗は挑戦している証拠といえます。(P.32)
普通にサラリーマンで仕事をしていると、あまり変わったことが起きなくて、日々同じことの繰り返しだという人も多いと思います。でも、少しでも変化を起こして、失敗もして、コンファートゾーンを広げていきたいですよね。
自分から話しかけない人は、完全クローズドにならない、話しかけやすい雰囲気に
印象に残ったことの3つ目。自分から話しかけない人が人脈をを広げようとする場合、完全クローズドにならない、話しかけやすい雰囲気になっておくのがよいです。(P.84)
人脈というのは、友達や、職場の同僚との関係、取引先なんでも当てはまると思います。
自分からひとに話しかけない人同士だと、あまり話題がなく、いつも会っているけどあまり相手のことをよく知らないという関係になってしまいがちです。これだと、いつも会っていても、いまいち仲良くない雰囲気になってしまいますよね。
そういうときに、がんばって話しかけることをするのもよいけど、それだけだと疲れる。そんなときは、何も話をしなくてもよいけど、ひとから話しかけられたときに反応できるような感じ、完全クローズドにならない、ひとから話しかけられやすい雰囲気が大事です。
せめて話しかけやすい人でいないと。
話しかけやすい人になるにはどうすればいいのか。すごく簡単です。"挨拶と笑顔"(P.84)
挨拶と笑顔でいることです。
あと私の感覚として、自分に話しかけてくれる人を大事に思って、話しかけられたときにちゃんと対応するというのも大事だと思います。
みんながみんな自分のことを気にかけてくれるわけではないという状況の中で、自分のことを少しでも気にかけてくれるひとを大事にしていきましょう。
そうやって、人間関係を大事にしながら、少しずつ広げていくのが良いと思います。
今日のみどころ
この本には、言語の習得のことだけではなくて、新しいことにチャレンジするときのマインドについてたくさん記載されています。語り口調でまとめられているのでとても読みやすくて元気がでます。
新しいことにチャレンジしないと、何もなく、あっという間に毎日が過ぎていきますから。少しずつでも何かチャレンジしていきましょう。