【英語学習】AI翻訳機があっても英語学習が必要/ホリエモン『英語の多動力』感想

 世界の人たちと会話することができたら楽しそう。そのためには英語が必要。英語話せるようになりたい。

 世界を飛び回って大活躍しているホリエモンが書いた英語学習系の本『英語の多動力: 世界でビジネスするホリエモンの英語術』を読んだので要点を紹介します。

 私は技術系サラリーマンで、世界の人たちと情報交換出来たら楽しそうと思って英語の勉強を継続しつつ、英語学習系の本も読んでいます。

 この記事では、本『英語の多動力』の紹介と、最近読んだ英語学習系の本に共通している内容についてシェアします。

 英語学習をしている人、しようとしてなかなか思うようにいかない人も多いと思いますが、英語学習の助けになるかもしれないので読んでください。どうぞ。



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AI翻訳機があっても英語学習が必要/ホリエモン『英語の多動力』を読んで

 世界の人たちと会話することができたら楽しそうと思って英語の勉強をしています。具体的には、オンライン英会話のレッスンを継続的に受けながら、英語学習系の本も読んでいます。

 世界を飛び回って大活躍しているホリエモンが書いた英語学習系の本『英語の多動力: 世界でビジネスするホリエモンの英語術』も読んだので、要点を以下の3点にしぼって紹介します。

  • AI翻訳機があっても生身の人間同士のコミュニケーションをとるために英語が必要
  • グローバルに活躍するには英語が必要
  • 実践を通じて悔しさをモチベーションにして勉強

AI翻訳機があっても生身の人間同士のコミュニケーションをとるために英語が必要

 AI(Artificial Intelligence, 人工知能)翻訳機が登場してけっこう精度よく翻訳できるようになっている現状で、英語学習は必要なのかという疑問をいだくこともあります。

 翻訳機があれば日本人は日本語を話して聞く能力があれば十分ではないか、日本人が英語を話す必要はないんじゃないかということです。

 それに対するホリエモンの考えがこちら。

 「ご飯いかない?」と相手に伝えるのにわざわざ翻訳機を取り出すだろうか。英語を学ぶ意義がまさにそこにある。(P.24)
 直(じか)に生身の人間同士のコミュニケーションをとりたい、自分の口から英語を発したい。それは人間の普遍的な要求だ(P.103)

 日本語と英語の文法の構造上、翻訳機による翻訳には時間がかかる(P.23)。例えば、日本語から英語に翻訳する場合、日本語での述語まで言い終わらないと英訳をすることができないので、遅れが出てしまいます。

 また現時点では、人間が発する言葉の選び方も重要(P.23)。例えば、上の例での「ご飯」という言葉は、「お米」の意味もあるし、食事の意味もあるし、朝ご飯や夕ご飯を意味することもある。人間なら状況や言い方でどの意味かがわかるけど、機械ではよくわからない。

 このような意味で、AI翻訳機があっても、日本人が英語を話す必要はあり、英語学習は必要ということです。

 私の実感としてもその通りだと思います。

グローバルに活躍するには英語が必要

 インターネットが普及し、しかもSNSなどによって個人が簡単にインターネット上でアクセスできる情報を上げることができるようになっています。インターネット上はグローバルな世界で、基本的には、世界中からアクセス可能です。

 だから、外国に行けばもちろんのこと、日本にいるとしても世界を相手にしてグローバルに活躍することができる。そんな現状では英語が絶対に必要、英語ができないと不利だと述べられています。

グローバルに活躍したければ英語が絶対必要
コネクションの数と情報量が何十倍にもなる。
英語できない人は、土俵に上がる前から不利。(P.28)

 グローバルに活躍する、というとビジネスの雰囲気が出るかもしれませんが、ビジネスだけでなく外国の人が話す言葉を理解して質問したりできたら世界が広がるだろうと思います。そのために英語が必要というのもその通りだと思います。

 入ってくる情報の量も質も変わると思われる。

 英語できる側になって、海外と接しグローバルに活躍したい。有利に進めたいですよね。

実践を通じて悔しさをモチベーションにして勉強

 英語の習得のための勉強の仕方についても述べられています。

 ある程度の単語やフレーズを覚えた後は実践で英語力をアップさせる。そして、英語を勉強しているアピールをする。英語の仕事をゲットする。

多くの人は仕事を通じて英語力が上がったと言う。(P.30)
実践を超える勉学などない。(P.42)
没頭できる勉強の仕方を見つけよう。(P.114)

 そして、成功の秘訣はこれ。

 悔しさが学習のモチベーションにつながる(P.163)。
 日本語が普通に通じる場所ばかりにとどまっていては悔しい経験はできっこない(P.164)

 日本語が通じる場所にとどまっていないで、その場所から離れて英語を使わないといけない環境に自分をおいて、積極的に英語を使う機会を増やす。そこで自分の英語が伝わらなければ悔しい思いをする。それが学習のモチベーションになるということです。

単語を妄想で覚える

 なお、単語の覚え方について、その単語を使っている自分を想像(または妄想)する方法がおすすめ。

 その単語の意味を知ったら、さっそく使ってみるというやり方だ。
 インプットしたら、すぐに自分の想像に取り込み、想像の中でアウトプットする。・・・ほとんど妄想に近い。・・・ストーリーを頭の中に描ければ、もう忘れることはない。(P.226)

 なかなか覚えられない単語を覚えないといけない場合は、こういうやり方もやってみましょう。

オフィスの近くの英会話スクールを選ぶ

 英会話スクールを利用するのがよくて、その英会話スクールは、自分のオフィスの近くがいいと述べられています。(P.118)

 英会話スクールのカウンセリングで自分の弱点を明確にできる可能性があるから。

 また、自分のオフィスの近くなら、仕事の終わりが遅くなっても通える可能性が高いし、昼休みなどの時間で通える場合もあるからです。しかも、英会話スクールの帰りに復習をすることもできるからです。

 私は職場でオンライン英会話を受けているので、「自分のオフィスの近く」ではなくて「自分のオフィスで」英会話スクールに通っているようなものですが、これと同じ効果を感じています。継続するのにとても有効だと思います。

何冊かの英語学習系の本に共通して書かれている英語学習のポイント

 この記事で紹介したホリエモンの本『英語の多動力』のほか、最近読んだ英語学習系の何冊かの本(*1)に、だいたい共通して書かれていることがこちら。著者によって表現が違うこともあるけど、こんな感じです。

  • 英語学習の目的をはっきりさせて、目的に近づくように行動する
  • ネイティブレベルや完璧な英語を目指さない
  • ネイティブレベルや完璧な英語でないことを恥じない
  • 英語に触れる機会を増やす行動を始める、継続する、やめない
  • 実践しながら、失敗しながら、成長する
  • 単語やフレーズは文脈の中で覚える
  • 英語での独り言が有効

 これが英語学習のポイントと言えそうです。社会人の英語学習に当てはまると思いますが、中学生や高校生の英語学習にも共通するポイントが多いと思います。

 本を読む時間がない人や本を読まない人は、とりあえずこの7ポイントを押さえて、英語学習を始めて継続しましょう。

 *1:読んだ本はこちら。

今日のみどころ

 英語学習を上手に継続して、一緒に英語しゃべれるようになりましょう!