ゴルフでボールを打つたびにSNSコメントを投稿するのが面倒だという問題を解決する発明です。
この発明のゴルフプレー支援装置は、ユーザがショットをした位置を取得し、2打目のショットの際に、1打目の飛距離に関するSNSコメントを投稿してくれます。これにより面倒さが解消されます。
特許第5882448号 株式会社コナミデジタルエンタテインメント
出願日:2013年6月12日 登録日:2016年2月12日
ゴルフでボールを打つたびにSNSコメントを投稿するのが面倒
FacebookやTwitterなどのSNSを用いたコミュニケーションサービスが普及しており、さまざまな情報が投稿され、ユーザ間で共有されるようになっています。
このようなコミュニケーションサービスを利用して、ゴルフプレーに関する情報を投稿することが想定されます。このとき、ユーザは、ゴルフをしながらSNSコメントの文章を入力することが必要となり面倒であるという問題があります。具体的には、ボールを打つたびに文章を入力してツイートすることが面倒だったということです。
2打目の際に、1打目の飛距離に関するSNSコメントを投稿
この発明のゴルフプレー支援装置は、ネットワークを通じてユーザ端末と接続されています。ユーザ端末は、GPS等によってユーザの位置情報を取得します。そして、ユーザは、ショットをするとユーザ端末上のカウントボタンを押下します。カウントボタンがユーザによって押下されると、そのときの位置情報を、ショットをしたときの位置情報として取得します。
そして、2打目のショットをしたときに、1打目のショットの距離についてのSNSコメントを投稿することが本発明のポイントです。1打目のショットをした時点では、1打目のショットの飛距離や、ショット後のボールの位置を知ることができないためと考えられます。そこで、2打目のショットをした時点での位置が、1打目のショットのでボールが到達した位置であるということを利用しているものと考えられます。
投稿されるコメントは、1打目のショット後のボールの位置に応じて、バンカーコメント、グリーンコメント、OBコメント、池ポチャコメントなどと名付けられており、おもしろいです。
このようにすることで、ユーザがゴルフをしながらSNSコメントの文章を入力することなく、1打目のショットについてのSNSコメントが投稿され、面倒さが解消されます。
ゴルフプレーの興趣を向上させることが可能なゴルフプレー支援装置、ゴルフプレー支援装置の制御方法、及びプログラムを提供する。
【請求項1】
位置検出器を備えるユーザ端末と通信可能であり、かつ投稿情報を他者に公開するコミュニケーションサービスを提供するシステムに前記投稿情報を送信可能なゴルフプレー支援装置であって、
前記位置検出器により検出される前記ユーザ端末を所持するユーザのショット位置を表すショット位置情報を取得するショット位置情報取得手段と、
前記ショット位置情報に基づいて前記投稿情報を生成する投稿情報生成手段と、
を備え、
前記ショット位置情報に基づいてショットの距離を算出するショット距離算出手段をさらに備え、
前記投稿情報生成手段は、前記ショット位置情報取得手段が取得した前記ショット位置情報が2打目のものである場合に1打目のショットの距離に係るコメントを含む前記投稿情報を生成する距離投稿手段を含む、
ことを特徴とするゴルフプレー支援装置。
今日のみどころ
ゴルフのプレーの進行に合わせて自動的にSNSコメントを投稿する技術で、ゴルフの実況のような使い方ができるというおもしろさがあります。ゴルフに参加していない人も、SNSサーバを経由してその状況を知ることができます。
ゴルフ場は、通信インフラがあまり整っていない山間部などの屋外であることが多く、通信技術が活用されることが多いような気がします。そうであるならば、反対に、ゴルフをしている最中に思いついた課題を技術的に解決するという方向で考えるというアプローチもあり得ると思います。