今回は、アミューズメントパークの花火ショーについての発明を紹介します。今日も一緒に勉強しましょう。
従来、乗り物の位置に応じて演出される花火ショーの運用を改善する余地があります。
この発明では、花火ショー効果によって放出された光を検知して基準値と比較してパラメータを調節します。これにより、花火ショーの運用を改善します。
乗り物の位置に応じて演出される花火ショーの運用を改善する
アミューズメントパークなどでの娯楽アトラクションがあります。娯楽アトラクションは、例えば、アミューズメントパークのアトラクションで、乗り物が経路上を走行し、乗り物の位置に応じて花火ショーの効果が演出されるものがあります。
乗り物は、例えば、ローラーコースター(ジェットコースター)のようなものが想定されます。
このような経路上を走行する乗り物の運用を改善する余地があります。
花火ショー効果によって放出された光を検知して基準値と比較してパラメータを調節
この発明では、経路上を走行する乗り物の位置に応じて演出される花火ショーの効果を改善します。
具体的には、まず、乗り物の経路に電磁波(可視光、赤外線、紫外線など)を放射します。乗り物の経路には、電磁波を反射するマーカが付けられています。マーカに反射された電磁波を検知器によって検知します。
そして、検知された情報を用いて乗り物の移動と位置とを追跡し、適切な位置になったら花火ショー効果を発揮させます。
次に、花火ショー効果によって放射された電磁波を検知し、それと基準値とを比較して、花火ショー効果のパラメータを調節します。
このようにすることで、乗り物の位置に応じて演出される花火ショーの効果を改善することができます。
特許第6532625号 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
出願日:2019年3月18日(分割の原出願日2015年5月21日)登録日:2019年5月31日
アミューズメントパーク設定及び他の娯楽アトラクションにおける運用を改善する。
【請求項1】
花火ショー効果を追跡かつ制御する方法であって、
1又は2以上のエミッタを含む放射サブシステムを用いてアミューズメントパークアトラクションの乗り物車両経路を電磁放射線で氾濫させる段階と、
1又は2以上の検出器を有する検出サブシステムを用いて前記乗り物車両経路内から逆反射された電磁放射線の波長を検出する段階と、
前記検出サブシステムと通信的に結合された処理回路を有する制御システムを用いて前記逆反射電磁放射線の変化に基づいて前記乗り物車両経路上の乗り物車両の移動及び場所を空間的かつ時間的に追跡する段階と、
前記制御システムに結合された花火ショー効果デバイスを用いて、前記乗り物車両の追跡された場所が花火ショー効果に対して予め決められた関係を有する時に該花火ショー効果をトリガする段階と、
前記検出サブシステムを用いて前記花火ショー効果によって放射された電磁放射線を検出する段階と、
前記花火ショー効果によって放射された前記電磁放射線を前記制御システムのメモリに格納された該花火ショー効果によって放射される該電磁放射線の基準痕跡と比較する段階と、
前記制御システムを用いて前記比較に基づいて前記花火ショー効果デバイスの作動パラメータを調節する段階と、
を含むことを特徴とする方法。
今日のみどころ
アミューズメントパークの乗り物の移動にあわせて演出される花火ショーの効果を調節する特許です。楽しくなってきますね。
外国語書面出願からの翻訳のせいか、読みにくい部分もありますが、こういうのも読めるようになるといいですね。