職場の人間関係うまくいかなくていい/つらくない感じにする【華僑から学ぶ】

 職場の人間関係がうまくいかない。他の人はうまくやっているように見えるけどなんか自分はうまくいかない。

 部署の異動や転職をして新しい環境に移ると、人間関係が気になるところですよね。

 この記事では、そんな人間関係をどうしたらいいのか。うまくいかなくても大丈夫ということと、それでもつらくない感じにする方法を私の経験を交えて紹介します。

 私自身、会社内の移動が多めの職場で勤務した経験があり、転職の経験もあります。いまいる業界はけっこう転職が多いので、いろいろな状況でやめていく人も多く、良いと思うことも良くないと思うこともあります。そんな経験も紹介します。

 この記事を読んでもらえたら、もし人間関係がうまくいっていなくてもそんなに気にしないでいいし、つらくない感じにしておくくらいでいい、ということが分かります。どうぞ。



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職場の人間関係がうまくいかなくて悩む

 職場の人間関係がうまくいかない。

 そういうときありますよね。

 他の人はうまくやっているように見えるけどなんか自分はうまくいかない感じがする。自分だけうまくいってない感じがする。

 特に会社内で部署の異動をして、いままでと違う部署に自分だけ入ることになったときは大変です。自分以外の人に良い感じの関係が構築されているところに、自分もうまく入っていかないといけない気がします。

 転職だとなおさら大変。仕事はもちろん、職場でのルールなども覚えていかない状況の中で、人間関係も上手に作っていかないといけない状況になります。

 異動や転勤がなくても、自分の理想の人間関係ではない場合もあります。

 そういうとき、人間関係をもっとうまくいかせたい、と悩んでしまいます。

職場の人間関係がうまくいかなくてもいいけどつらくない感じにしたいよね

 そんなとき、人間関係をもっとうまくいかせたいと悩みすぎるとつらくなってしまいます。自分一人で悩んでいても解決するものでもないからです。

 でも、ちょっと気の持ちようを変えるだけで改善する方向に進むことも多い。なので、もうちょっと楽に考えましょう。

 職場の人間関係を無理にうまくいかせるようにはしない。でも、つらくない感じにはしておきたい。

 こう考えるのがよいと思います。

 その「つらくない感じ」にするにはどうしたらよいか、以下で紹介します。

職場の人間関係をつらくない感じにする方法

 外国に移り住んで生活するスタイルとして華僑があります。「華僑ネットワーク」という言葉もあり、協力関係を築きながら商売をして各国でうまく生活している人たちです。

 華僑の考え方は、ビジネスに関わること以外にも参考になることが多いです。協力しながら外国でコミュニティを作って生活するためのメソッドになっているからだと思い思います。

 華僑の協力関係から学べることは多いと思う。そこで、書籍『一生お金に困らない「華僑」の思考法則』内容の抜粋を示しながら、私の経験も交えて紹介します。

 職場の人間関係をつらくない感じにするための3つの行動は、以下のようにまとめられると思います。

  • 自分を信頼してくれる仲間を作る
  • 自分を引き上げてくれる人を最優先
  • 嫌いな人は仲良くならないけど遠ざけない

 以下で順に説明します。

自分を信頼してくれる仲間を作る

 職場の人間関係をつらくない感じにするには、自分を信頼してくれる仲間を作ること。これがいちばんです。

 職場のみんなから信頼されるというような大きなことではなくて、1人~2人でいいから、他の人よりも、ちょっと仲が良い人を作る感じ。

 お互いに、雑談とか、自分の失敗談とかができるような人を作る感じ。

 自分と同年代だといいですが、価値観が大きく変わらないくらい、例えばプラスマイナス10歳以内の範囲くらいかな。立場も自分と大きく変わらないくらいがいいかもしれません。

 そのためにすることは、例えば、相手に得をさせること(P.132)や、相手に借りを作ること(P.134)などが有効。

 相手に得をさせるというのは、その見返りに直接に何かをしてもらう意図ではないです。きび団子を与えて鬼と戦う仲間を増やした桃太郎のように、相手に得をさせます(P.130)。

 ちょっとしたことでいいんですが、相手のためになにかする。

 このようなことを繰り返していくと、その相手に何かしてほしいときに自分のために協力してくれるという関係になれる。

 このようにしてお互いにメリットのある関係を築いていく(P.132)ことができ、仲間になれます。

自分を引き上げてくれる人を最優先

 職場で自分にチャンスをくれる人のために最優先で時間を使う。チャンスをくれる人は、仲間である場合もあるし上司である場合もあります。

 このように、自分を引き上げてくれる人を最優先(P.39)することで、チャンスをつかむことができます。

 逆に言うと、チャンスをくれるかよくわからない人のための時間の優先度は少し落ちるということ。

 話しかけてくれるけど、話の結論がよくわからずにいつも終わる。なにかしてあげても役に立ったのかどうかよくわからない。それによるメリットがなにもない。そんな人に使う時間の優先度は下げていいでしょう。

 露骨にするとよくないので、他の人から見てわからない程度に上手にやりましょう。

嫌いな人は仲良くならないけど遠ざけない

 職場には嫌いな人も現れますよね。苦手な人。面倒な人。

 嫌いな人は遠ざけたくなりますが、そこまではしないでおきましょう。

 華僑の考え方で、違う価値観を吸収して個人としてバランスのとれた人間になることを目指す(P.140)ということがあるようです。

 嫌いな人は仲良くならないけど遠ざけない(P141)。嫌いな人の動きを把握して間接的に情報を探る(P.141)という意味もあるようです。

 これは、人間関係をうまくいかせるというよりは、悪くしない方向の行動になると思います。

まとめ:華僑の考えから学んで自分を信頼してくれる仲間を作る

 ここまでで、職場での人間関係をつらくない感じにする行動について説明しました。

 あまり難しく考えずに、ちょっとしたときにあいさつをしたり声をかけたりすることが上記のような行動になっていることも多いと思います。

 人間関係を育てていくにはある程度時間がかかります。あせらずにちょっとずつ時間をかけて育てていきましょう。

今日のみどころ

 職場の人間関係がつらい人は、無理にうまくいかせなくていい、つらくない感じにしたいならこうしましょうという話でした。