【成功法】ギブアンドテイクのギバーになって成功する方法

 もっと成果を出したい。もっと生産性をあげたい。

 仕事でもプライベートでも他の人と協力していろいろやっていると、ギブアンドテイクの関係がうまくいっているのかなと思ってしまいます。他の人に成果を与えて(ギブして)ばっかりだと損なのかな。他の人から成果をとる(テイクして)ばかりの方が得なのかな。と思ってしまいます。

 でもギバーが大きな成功をつかめる方法が、本『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』に紹介されています。

 私はサラリーマンで、組織の中で他の人の協力を得たり、他の人に協力したりして仕事を進めています。ある程度はうまくいっていると思うのですが、もっとうまくやりたい。ギブアンドテイクの関係を上手に維持して、成果をだしていきたいと思っています。

 今回は、この本を参照しながら、ギバーが大きな成功をつかむポイントをシェアします。少しでも参考になるところがあれば幸いです。



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ギブアンドテイクのギブ側(ギバー)になって成功する

 もっと成果を出したい。もっと生産性をあげたい。仕事でも。プライベートでも。

 と思う人が多いと思いますよね。私もそうです。

 成果を上げれば出世につながったり、給料やボーナスのアップにつながります。生産性をあげれば、同じ仕事を短時間で終わらせて、もっと仕事をすることもできるし、別のことをする時間を増やすこともできます。

 ところで、会社でも個人でも、ギブアンドテイクのギブ側の人(ギバー、情報や物を与える人)と、テイク側の人(テイカー、情報や物を取る人)がいます。

 ギバーがギブしてばっかりだと自分の仕事がすすまなくて成果を出せない。生産性が落ちる。反対に、テイカーがテイクしてばっかりだと、テイカーばかり成果を出す。ギバーには損しかないのかな。と思ってしまいますよね。

 そんな人に、ギブアンドテイクのギバーになって、大きな成功をつかむポイントを説明します。

参考本『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代

 この記事では、ギブアンドテイクのギバーで成功するポイントについて、本『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』にのっている内容を参照しながら紹介していきます。

 記事の中で、本を参考にしている箇所には、かっこ書きで本のページ数を示しています。

 この本は、豊富な事例を交えて説明されていてかなりボリュームがあります。広く深く知りたいという人はぜひ本を入手してよんでみてください。

アダム グラント (著), 楠木 建 (監訳) 三笠書房 (2014/1/10)

ギバーのギブを受け取るテイカーが成果をだすなら、ギバーは成果をだせない?

 ギバーは、過去の事例から、一概に成果を出せないということではなく、大きく成功する場合と大きく失敗する場合があるようです。テイカーとうまく関係を保てれば、成功するし、テイカーに情報や成果を与えるだけだと燃え尽きて失敗する。

 ギバーが成功するかどうかは、テイカーとの関係が重要になってきます。

 なので、これから大きな成功に向けて進みたいなら、大きな成功をつかんだギバーのやり方を学ぶことが必要。単に、ものや情報を人に与えるギバーになるだけだと、失敗する方のギバーになる可能性の方が高いからです。

 以下では、本『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』で紹介されている、成功するギバーになるやり方について3つのポイントに絞って紹介します。

成功するギバーになるやり方


 成功するギバーになるために押さえておくべきことについて、この3つのポイントに絞って紹介します。

  • 成功するギバーと燃え尽きるギバーの差
  • ギバーの成功には時間をかけたゆるいコミュニケーションが必要
  • メンバーをギバーにするグループを作る方法

 以下で順番に説明します。

成功するギバーと燃え尽きるギバーの差

 大きな成功をつかんだ人はギバーだった。ほどほどの成果を出せたのがテイカー、思うような成果をだせなかったのがまたギバーだったと紹介されています。

 具体的には、過去の事例からエンジニアの生産性を調査したところ、一番生産性が高かったエンジニアはギバーであり、また、一番生産性が低かったエンジニアもまたギバーだったという結果が紹介されています。(P.31)

 エンジニアだけでなく、医学生や販売員でも同様の結果が観測されたようです(P.32)。

他者思考のギバーか、自己犠牲のギバーかの差

 成功するギバーと燃え尽きるギバーの差は、他者思考のギバーか、自己犠牲タイプのギバーかの差であると説明されています。

 ギバーについて、相手の利益を追求するスコアと、自己の利益を追求するスコアとを調査すると、自己犠牲タイプのギバーは、相手の利益を追求するスコアが高く、自己の利益を追求するスコアが低い。

 他者思考のギバーは、相手の利益を追求するスコアと、自己の利益を追求するスコアとの両方のスコアが高い、つまり、相手の利益も自己の利益も追求する。

 成功するギバーと燃え尽きるギバーの差は、ここにあります。

 つまり、自己の利益を追求するかどうか、ここが分かれ道になりそうです。相手の利益の追求だけでなく、自己の利益も追及するのが、成功するギバーに必要なことです

ギバーの成功には時間をかけた「ゆるいコミュニケーション」が必要

 次に、ギバーが成功するためにする必要があることについて紹介します。それは、相手との「ゆるいコミュニケーション」です(P.225)。「ゆるいコミュニケーション」によって、時間をかけて、質問を介して相手の視点を理解する(P.226)。これがギバーが成功する秘訣(P229)だと説明されています。

 ちなみに、テイカーの場合は、相手に質問をするよりも自分の考えを相手に押し付けてしまってよくない(P.226)。

 ギバーが成功するには時間がかかる(P7)。なので、時間に鷹揚な人でないとギバーに慣れない。

ギバーは「ゆるいコミュニケーション」によって相手のニーズをとらえる

 まず、ギバーは「ゆるいコミュニケーション」によって、相手のニーズをとらえる。次に、ニーズに基づいて相手を助ける(P.224)。

 この助けるところが商品やサービスの提供になるわけですが、あくまで、相手を助けるように行動しているという点が特徴です。言い換えると、商品やサービスを提供する、つまり売り込むことことを目的としているのではないということです。

 こうすると、その相手である顧客との信頼関係を築いたうえで、適切な商品やサービスを提供できる。これがギバーの成功につながります。

メンバーをギバーにするグループを作る方法

 もう1点。自分の周りをギバーにできると、ギブアンドテイクの関係がうまく回ります。自分の周りの人がテイカーばかりだと、自分の成果がとられてしまうから。

 ここで、人は、他人がギバーでないと思い込むと、相手に与える気をなくさせるような行動をとるようになることがわかっています(P.363)。

 だからメンバーをギバーにすることができれば、グループ全体の生産性があがる。人はギバー、テイカー、マッチャーを使い分ける(P29)ので、人がギバーとして振る舞おうと思うグループをつくればよいということになる。

テイカーをギバーとして振る舞わせるには、与えることを人目にさらす

 テイカーをギバーとして振る舞わせる方法は、与えることを人目にさらすこと(P.366)。つまり、人が別の人に何かを与えたことがグループに知れ渡るようなしくみになっていること、と説明されています。

 テイカーは、人目があるところで情報を与えると、自分の評判が上がることを知っているので、ギバーとしてふるまうことによって自分の評判を上げようとする心理が働からです。

 こうするとテイカーも与えるようになり、これを繰り返すと自分の一部になる(P.371)。こうなれば、テイカーは、少なくともそのグループに関してはギバーになる。このようにしてグループのメンバーをギバーにすることができる。

まとめ

 まとめると、成功するギバーになるには、相手の利益を追求しながら、自分の利益も追及することが必要ということと、ゆるいコミュニケーションをとりながら相手の利益になることをしていくことです。

 そして、成功するギバーがあつまった組織を作るには、与えることを人目にさらすこと。これによってテイカーもギバーとしてふるまうようになり、繰り返すことでギバーになる。

 これに気を付けていけば、自分も周りも成功するギバーになる。生産性が上がり、成果もでるということです。やってみよう!

今日のみどころ

 ギブアンドテイクのギバーになって成功する方法についてシェアしました。

 ギブアンドテイクの関係をうまくやって、その中でも成果をだしていきましょう。時間がかかることなので、こつこつと長期戦で臨みましょう。

アダム グラント (著), 楠木 建 (監訳) 三笠書房 (2014/1/10)