【基本】特許/知財の初心者にオススメの本5冊セットを紹介(2019年版)



【基本】特許/知財の初心者にオススメの本 5冊セット

 特許事務所や企業の知財の仕事を始めるときに読むのがおすすめの本を5冊セットで紹介します。この5冊セットがあれば、当面の実務に必要な知識が得られます。

 私は特許事務所でクライアントの特許の権利化の手続き(特許出願や中間処理)のお手伝いをする仕事をして8年目。この5冊セットは私の職場の本棚においてあって、仕事でわからないことがあるとちょいちょい参考にしているおすすめの5冊です。

 信頼できる情報源をいつも手元においておくと、効率的に、かつ、安心して仕事ができます。

 特許事務所で特許の仕事をしている弁理士や特許技術者、企業の研究者や知財担当者に特におすすめです。

 以下で具体的に説明します。



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特許の手続き全般の参考に『はじめてでもよくわかる!特許・実用新案の手続き』

 日本の特許の手続き全般をわかりやすく説明している本です。

 特許にはいろいろな手続きがあります。例えば、補正、分割、拒絶理由通知がきたときの意見書の提出など。
 どんなタイミングでどんな手続きができるのか、この手続きはどの期間内にしないといけないのか。細かく決まっているので、本を見ながら間違えないように手続きをしましょう。

 初心者のうちはもちろんですが、ある程度経験を積むと、法改正などでまた分からなくなるので、ずーっと参考になる本です。

物の状態や動きを表現する言葉の参考に『特許技術用語集―類語索引・使用例付』

 特許の書類(特許請求の範囲、明細書など)に使う独特の言葉の参考に使います。いわゆる「特許用語」というものです。

 特に、物の表面の状態、やわらかさ、動き、位置関係などの特徴を言葉で表現する場合にどんな言葉を使ったらいいか、参考になります。

特許を権利化するまでの中間処理の参考に『新・拒絶理由通知との対話第2版』(*1)

 特許をとるには、出願をした後、特許要件を満たすようにするための手続き(中間処理といいます)をします。中間処理では、審査官の審査の結果として通知される「拒絶理由通知」の内容を踏まえて、出願の内容を補正したり反論したりして、特許を受けられる状態にもっていきます。

 中間処理では、審査官にうまく伝わる意見書の書き方などを実例を挙げて丁寧に説明しています。「スリムな意見書」で効率よく特許査定にもっていけるようになります。

 この記事でも紹介していました。

 *1:2019年9月20日、第2版に変更しました。

英訳のチェックの参考に『マスターしておきたい技術英語の基本-決定版-』

 アメリカやヨーロッパの特許に出願するときには、書類の英訳をします。でも翻訳者が技術英語に精通していないことも多く、それだと特許をとるのが難しくなってしまいます。

 なので、英訳で正しい訳語が使われているかについて、ある程度、技術者や知財担当者が判断する必要があります。この本は、技術的な用語をネイティブの感覚が日本人にわかるように説明してくれています。

アメリカの特許の手続きの流れの参考に『米国特許明細書の作成と審査対応実務』

 アメリカの特許制度についてわかりやすく解説されている本です。

 アメリカの特許庁USPTOへの手続きをするのはアメリカの弁理士ですが、そのアメリカの弁理士に指示をするためにはアメリカの特許制度をある程度知っている必要があります。

 この本でざっと内容を把握すれば、アメリカの弁理士への指示に必要な知識が身につけられます。

今日のみどころ

 インターネット上にも良い資料がたくさんあるのですが、信頼できる本を厳選して手元においておくのがオススメです。

 参考にどうぞ。