【紹介】新しい特許の情報にいつも触れている方法/ブログ形式で特許公報を紹介する本サイトを利用

 技術開発系の企業では、どんどん新しい発想を生み出して、製品やサービスを世の中に出していきます。そのためには、社員それぞれがたえず新しい技術の情報にふれて知識を得て、新しいアイデアを生み出していくことが必要です。

 そのためには、新しい技術の情報にいつも触れているのが良い方法です。

 私は過去に、通信機器メーカで研究開発をしていて、いまは特許事務所の立場でいろいろな企業の研究開発の方と接する機会があります。実体験にもとづいて説明します。

 今回は、いつも新しい技術の情報にいつも触れている方法をシェアします。企業や個人で研究開発をしている技術者、知財担当に有益な情報です。



 ※特許の本の紹介。
 特許の申請(出願)をする技術者や研究者が知っておかないといけない特許の知識がわかりやすくまとめられている良著です。

新しい知識や技術を取り入れて新しいアイデアを出すこと

 技術はどんどん進歩していきます。自社の製品がある程度できあがったと思って止まっていると、競合他社の製品が発展して、相対的に自社の製品が後退してしまいます。

 そのため、業界の動向、競合他社の状況を知っていないと、世の中から取り残されてしまいます。

 新しい製品を生み出していく会社では、競合他社がやっていない事業をしたり、製品を開発したりしていく必要があります。それには、競合他社の情報を得たうえで、それの問題を解決したり、より便利にしたりするというい方向でアイデアを生み出していく必要があります。

競合他社など世の中の状況を知る方法

 競合他社の情報など世の中の状況は、どんどん変わっていって、前に得た情報がすぐに古くなってしまいます。

 そのため、担当者がいったんまとめてからグループ内に情報展開する、というようなやり方はあまり適さないと思います。時間がかかってしまって、情報が古くなってしまうからです。

 そこで、インターネット上の情報や雑誌などから社員ひとりひとりが自分で得るのがてっとりばやくて効率がよいです。

 このように、技術開発系の企業では、社員それぞれがたえず新しい技術の情報にふれて知識を得て、新しいアイデアを生み出していくことが必要です。

たえず新しい技術情報に触れる方法/特許の文書から情報を得るのもおすすめ

 ひとくちに「新しい技術情報」といっても、いろいろなものがあります。

 一般の書店に売っている雑誌やテーマ別に編集された冊子(○○特集のようなもの)などがとっつきやすいと思います。

 そのほか、科学技術系の学会の学会誌や論文誌もあります。これらは少しとっつきにくいですが、個別の技術について数ページでまとめられているので、一つ一つの技術について技術内容だけでなく、技術的なバックグラウンドを知ることができます。

 そこで私がお勧めするのが特許公報です。

同じ業界、ライバル会社の特許公報の回覧

 特許公報も、新しい技術情報を記載した文書の1つです。特許は、技術を権利化するのが目的で、その技術を説明した文書、つまり権利書に相当する文書です。技術的な専門知識をもち、かつ、技術を正確に表現する技術をもった弁理士/特許技術者が記述し、審査官の審査を通ったものなので、その内容も信頼できます。

 私は以前、通信機器の技術開発会社にいましたが、技術系の雑誌や論文が、全員に見える位置にある棚に置かれていたり、回覧されていたりしました。

 そのようなものと混じって、特許公報も棚に置かれたり回覧されたりしていました。通信分野の特定の会社の特許公報がピックアップされていたと思います。

 自分が詳しい分野なら、ざっと見て言葉を拾うだけでもなんとなく内容をつかむことができますし、自分が担当している内容と近いものはしっかり読むことができます。

おすすめの方法 本サイトを利用

 特許公報を回覧したりするには、ある程度の人数がいて、技術情報を得たいというモチベーションがそれなりに高い人たちが集まっている環境でないと、続かない可能性が高いです。

 そこで、いつも特許の情報に触れる環境にいたいと思う人は、本サイト「通信特許マニア」に定期的にアクセスしてください。

 最近の特許公報を、毎週、解説付きで紹介しています。従来の問題点と、解決策を短くまとめて紹介しているので、数分で読み切ることができます。

 1人で今から始められます。

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今日のみどころ

 どんどん新しい発想を生み出したい人は、たえず新しい技術の情報にふれて知識を得る必要があります。

 新しい技術の情報にふれて知識を得るために、ぜひ本サイト「通信特許マニア」をご利用ください。