自宅で使用している個人使用のNASが故障したので、故障のときの状況と新しいNASについて情報をシェアします。
使用していて故障したNASは、IOデータの「HDL2-A4.0」という製品です。合計4TBのディスク容量があり、ミラーリング(RAID1)の設定で2TBの容量で使える製品です。
検討の結果、同じくIOデータの後継機種「HDL2-AA2」に移行することにしました。
NAS : Network Attached Storage
NAS「HDL2-A4.0」を家族の写真や動画データの保存に使用
私の自宅では、家族の分のデジカメの写真データや動画データをNASに保存しています。思い出の写真、子供の写真などもあるので、これらのデータがなくなると痛い状況です。(テレビ番組の録画はしていません。)
もともと、複数台のPCを持っているので、データを一台のPCに入れていると不便です。そこでデータをNASに保存することにしました。ミラーリング(RAID1)しておけば、ハードディスクが故障してもデータが安全に守られます。
CD-RやDVD-Rに保存するのもよいのですが、保管しておくのが大変だし、保存してから数年、数10年たってから読み出せるかもわからないところがあります。
せっかく長期間大事に保管していたのに読み取れなかったということになっては残念すぎます。
個人使用のNAS「HDL2-A4.0」の故障時の状況
私の自宅では、光回線の終端装置、Wi-Fiのアクセスポイントなどをリビングの収納の一部のスペースにまとめて配置しています。NASもそこに一緒に配置しています。
ある日、自宅のリビングの収納付近からビープ音が発生。ちょうどPCを使っているときでしたが、NASのファイルにアクセスしたタイミングではなかった気がします。
NASのビープ音であることが分かったので目視確認。
このように赤のLEDが点灯しています。正常時は緑のLEDが2個点灯しているのですが、いまは、赤の1つが点灯、もう1つが点滅。見るからに緊急事態といった感じです。
PCからNASの管理画面にアクセスするとHDD1が故障しているとのメッセージが表示されています。
詳細の画面でもこのように、状態が「ディスクエラー」。HDD1が「未接続」となっています。
そういえば何日か前から、「カリカリ」というか「クククク」というか、ディスクにアクセスしている音がずーっとなりっぱなしになっていた気がします。音自体は変ではないので異音というわけではんですが、なりっぱなしでした。
気になってPCのウィルススキャンソフト設定を確認したり、ウィルススキャンソフトの動作を止めたりしてみたけどアクセス音はとまらず。PCからの制御ではなく、NAS自身でチェックでもしているかのようでした。
アクセスしすぎて正常な方のディスクもだめになったらやばいなーと不安な感じです。翌日の朝になってもアクセス音がなっています。
過去の状況
このHDL2-A4.0は、2013年1月から使い始めていました。
2017年7月に一度ハードディスクが故障。純正のHDLA-OP2BGを購入して交換して正常に動いていました。
トラブルらしいトラブルはありませんでしたが、2018年8月に、知らないうちに電源が落ちているという事象がありました。原因はよくわかりませんでした。
6年間、おおきな事故もなくデータを守ってくれたと思います。
次のNASの候補
ハードディスクだけを交換して使い続けるか、NASごと新しくするかを検討。
もう6年も使ったこと、ハードディスク単体でも結構高いことから、NASごと新しいものに移行することにしました。
あと、いまのNASは、容量を多く見積もってミラーリングで2TBの容量を確保していましたが、いまのディスクの容量が300GB以下。
2TBは大きすぎて使いこなせていないことが判明。私の使い方だと、これから5年~10年たっても1TB行くかどうかと判断しました。そこで、容量は1TBのデータを保存できれば十分と判断。ミラーリングするつもりなので2TBのNASが候補になります。
あと、どのメーカの製品にするかをちょっと検討。現在使用中のIOデータの後継機種であるアイ・オー・データI-O DATAのLAN DISK HDL2-AA2のほか、バッファローBUFFALOのLinkStation LS520D0202G、シノロジーSYNOLOGYのDiskStation DS218jあたりが有名かつ売れ筋のようです。
IOデータの「拡張ドライブ」なる技術を使用すると、ミラーリングのようにデータを2つのハードディスクに書き込んで安全に保存できます。(RAID1とは、読み込み動作が少し違うようです。)あと、あとから大きなハードディスクに移行することができるようです。
私は前からIOデータの製品を使い慣れていたこともあり、「拡張ドライブ」機能もよさそうな感じなので、アイ・オー・データI-O DATAのLAN DISK HDL2-AA2を選択しました。
ハードディスクなしモデルHDL2-AA0/Eなら好みのディスクを使える
IOデータのNAS製品のラインナップを見ると、「HDL2-AA2」(2TB, ミラーリング使用で1TB)のほかに、ハードディスクを搭載していないドライブレスモデル「HDL2-AA0/E」があります。
ハードディスクが入っていないモデルで、購入者が好みのハードディスクを挿入して使うようになっているものです。IOデータの商品紹介ページでは、HDL2-AAシリーズのラインナップには並んでいなくて、ちょっとわかりにくいところにリンクがありました。
元エンジニアとしてはやってみたい気持ちもあったのですが、今回はあまりリスクを取らずに、安全に進めるほうを選択しました。
「HDL2-AA2」使用開始
楽天で早速購入して「HDL2-AA2」の使用を開始します。LANケーブルで接続して電源をON。IPアドレスなどの設定をした後にアクセス可能になります。古いNASからデータをコピーして使用を開始します。
普段はPCとNASをWi-Fiでつないでいますが、大量のデータコピーのときにはPCとNASをLANケーブルで接続して一気にコピーするのが短時間で済むのでお勧めです。これでまた安心してデータを保存しておけます。
今日のみどころ
写真や動画をデジタルデータとして保存しておけるのは便利ですが、その保存には結構気を使います。てっとり早いのは、「HDL2-AA2」のような大容量のNASにミラーリングを利用して安全に保存しておく方法だと思います。常にアクセスできるのでデータをすぐに見られます。
私は今回あきらめましたが、好みのハードディスクを使いたい人には、ハードディスクなしモデル「HDL2-AA0/E」をぜひどうぞ。