【本紹介】役に立っている発明をわかりやすく説明した「発明と特許」/小学生にもわかる

 「発明」や「特許」を小中学生にもわかるようにうまく説明できないかな。うまく説明したい。

 この記事で紹介する本「発明と特許」シリーズには、発明や特許について写真やエピソードを使って小中学生にわかるように説明されています。このシリーズを使って説明したり、本を読んでもらえば、発明や特許について子供たちの理解が進むと思います。

 私は特許事務所でクライアントの発明について特許をとるお手伝いをさせていただいています。でも、小学生や中学生、特許とあまり関係ない仕事をしている人にとっては、発明や特許のことを勉強するための情報源が少ないと思います。

 発明や特許のことについて、小学生や中学生、また、発明や特許についてよく知らない大人にもわかりやすい本「発明と特許」シリーズの情報をシェアします。

役に立っている発明をわかりやすく説明した「発明と特許」シリーズ

 「発明」や「特許」という言葉は難しいイメージがあり、とっつきにくいこともあると思います。

 確かに難しい面もあるのですが、そのへんはおいおい勉強するとして。

 その前に、発明がどんな風に世の中で使われているか、どうして必要だったのか、どういうゆうに便利になったのかということがわかると、とてもおもしろいです。

 この本は、発明や特許について写真やエピソードをたくさん盛り込んで、小学生にもわかるように構成した本です。

 小学生~中学生など、まだ発明っていうことをあまり知らないひとによいと思います。社会科の資料集というか、図鑑のような感じもあるので、小中学校の図書館、小中学生があつまる塾や学童施設などにおくのにも適しています。

発明や特許の専門家にとっても説明が難しい

 私は特許事務所でクライアントの発明について特許をとるお手伝いをさせていただく仕事をしています。こういう仕事をしていると、発明や特許について、企業の担当者や技術者の人と話すのは慣れています。

 でも小学生や中学生、発明や特許とあまり関係のない人に、発明や特許のことを説明しようとするとけっこう難しい。なにから話せばいいかわからないし、具体例を挙げるのも難しい。

 なので、発明や特許について、具体例を挙げながら上手に説明した本があればいいのに思っています。(いまも思っています。)

 そんなときに「発明と特許」シリーズがあれば便利に使えそうです。

発明や特許のストーリーをたくさんの写真やエピソードを使って説明

 発明ってどういうものかを知りたいときには、発明の中身を知るよりも、まず、発明についてのストーリーを知る方がおもしろいです。

 この発明がある前はどうだったのか。どんなことに困っていたのか。

 この発明が生まれた後にどう変わったのか。どんなふうに便利になったのか。

 発明者は、どんなことを考えて、どんな人を助けたいとおもって、この発明をしたのか。

 「発明と特許」シリーズでは、このような観点で、たくさんの写真やエピソードを使って、発明とか特許のストーリーが説明されています。

 まずはぱらぱらとめくりながら全体を眺めて、興味をもったところをあとでじっくり読むのがいいかもしれません。

リチウムイオン電池など新しい発明も掲載されている

 また、2019年末に発行された新しい本なので、つい先日にノーベル賞を受賞したリチウムイオン電池のこと、その少し前のIPS細胞のことなどもしっかり掲載されています。

 当然のことながら、最近の話題は古い本には掲載されてない。

 「発明と特許」シリーズでは、発明や特許に関する最近の話題もしっかりおさえられます。

発明や特許の具体例

 『発明や特許』に書かれている、世の中によく知られている発明や特許をいくつか紹介します。

 すでに生活の中に浸透している発明や特許としては以下のようなものがあります。

  • お湯があれば食べられるようになるインスタントラーメンやインスタントコーヒー
  • いつも先っぽがとがっていて書きやすいシャープペンシル
  • 腸内で悪玉菌を退治する乳酸菌を手軽にとれるヤクルト
  • 電気で計算する計算機(電子計算機、電卓)
  • 通勤ラッシュの大量の人の乗車券をチェックする自動改札機

 また、ここ数年でも、新しい発明や特許がどんどん生み出され、改良されて続けています。

  • インクが消せるボールペン
  • スマホやテレビのきれいな画面、イルミネーションに使われている青色LED、白色LED
  • ペイペイなどのスマホ決済でも使われているQRコード
  • スマホやノートパソコンやその他のさまざまな電子機器に使われているリチウムイオン電池

 「発明と特許」シリーズでは、このような発明や特許を写真やエピソードを使ってわかりやすく説明されています。

 また、技術の難しいポイントの説明は省かれているので、技術がわからなくて理解できないということもないです。漢字が多めですが、ふりがながふってあるので読むのに困ることはないと思います。

 発明や特許について、小学生~中学生など、まだ発明っていうことをあまり知らないひとが読むのにとてもよいと思います。おすすめです。

目次:
巻頭特集:あれも発明、これも発明
1 発明は次つぎに生まれ続ける
2 わたしたちの食生活をかえた発明
3 文房具を使いやすくした発明
4 くらしをかえる発明
5 進化する発明
6 あらゆる人の役に立つ発明
7 再び考える「発明ってなんだろう?」


目次:
巻頭特集:発明家たちの名言メッセージ
1 人は、いかにして発明家になるのか
2 江戸時代にも発明家はいた!
3 大企業を育てあげた発明家たち
4 新たな価値を生みだした先駆者たち
5 プロフェッショナルが集まる企業の研究開発チーム
6 大学の研究室で発見や発明が生まれる
7 ものづくりから発明家が生まれる
8 再び考える「発明家ってどんな人だろう?」

今日のみどころ

 「発明と特許」シリーズの本を紹介しました。

 小学生、中学生に向けて書かれていますので、小中学生にとってはとても適していると思います。また、大人でも発明や特許のことをよく知らない人もたくさんいると思うので、勉強のとっかかりにするのもよいと思います。