【仕事うまくいかない】職場の人間関係などの問題は宇宙でも起こる/サラリーマンと一緒

 仕事がうまくいかない。そんな悩みを抱えている人は多いと思います。会社で働くサラリーマンもそう。

 仕事の内容がなかなか覚えられないという場合もあるし、職場の人間関係が良くないという場合もあると思います。転職して仕事を変えてみても、また同じことになったりすると、もうどうしたらええねんという感じになりますね。

 そのような問題は日本だけではなくて、他の国にもある。宇宙にもある。先日読んだ本でそんなことを知ったのでシェアします。

 その本は、宇宙飛行士の若田光一さんが書かれた『一瞬で判断する力』という本です。

 私は、一回転職を経験した技術系のサラリーマンです。職場の人間関係での悩みは過去も現在でもありますが、解決したり回避したりして今に至っています。

 あなたの助けになればと思い、私の経験も含めてシェアします。

組織で起こる問題はどこでも同じ/日本でも他国でも宇宙でも

 『一瞬で判断する力』の最初、まえがきの中の最初の一文がこちら。

組織で起こる問題はどこでも同じ(P.1)

 宇宙飛行士がいう「どこでも」という言葉は、日本でも他の国でも、地球上だけではなくて宇宙でも、という意味を含んでいそう。

 この本では、宇宙そのものの話というよりは、宇宙飛行士の生活や仕事についての経験談が多く書かれています。

 宇宙飛行士とはいえ、人間が作った組織で人間が仕事としてやるものなので、普通の会社、というか、普通の人の組織で自然に起こってしまう問題が起こる。そして、その原因について分析して、解決にもっていくアクションなどが説明されています。

 本の中では、話題ごとに若田さんが語るような形で紹介されています。その中で、大事なことは言い方を変えて何回もでてきます。

 この本で書かれている重要なことを以下の3つのポイントに絞ってシェアします。

  • 知識や技術の習得、訓練の仕方
  • きちんと休むこと
  • コミュニケーションを上手にとる

知識や技術の習得、訓練の仕方

 1つ目は、知識や技術の習得の仕方や、訓練の仕方について。

 本番で失敗しない人間に共通する点は、「失敗した訓練の次の訓練では、必ず問題点を改善してくる」(P.40)
 本番に失敗しない者は、訓練を最大限に生かす(P.42)
 失敗から学ぶ姿勢が次なる失敗をなくす(P.76)

 知識や技術を習得するときには、失敗をして、その失敗を生かして成功に結び付ける。失敗したら問題点を改善して、次には失敗しないように努力するということが大事です。

 失敗をして何も改善しないで、次も同じように失敗するというのでは、成功につながらないからです。

 普通の仕事をしているときに、失敗しないようにしたいとみんな思います。でも失敗してしまうことはあると思います。そういうときに、次は失敗しないようにしようという方向で考える。基本的にはこういうことだと思います。

 一歩一歩進んでいけば、最終的には10歩くらい進んで成功しますよ、みたいな。

 失敗を繰り返すのでも、失敗の内容がちょっとずつ違ってて成功に向かって進んでいるのであれば、それでいいと思います。

新しいことには挑戦して失敗しながら進めたらいいと思う

 いっぱい失敗をするのがいいといっても、失敗を苦痛に感じてしまうことがある。

 苦痛を味わうのがいやで、新しいことに挑戦することをしないという方向に行ってしまうことがある気がする。失敗したらいやだなとか、あの人が失敗したと他の人から思われたりするのがいやだな、という思いがあったりする。

 新しいことへの挑戦は続けましょう。失敗してはいけない「本番」で失敗しないように、事前の「訓練」で積極的に失敗しておくのが良いと思います。その失敗を、本番での成功につなげていきましょう。

 私は特許の書面を作成する仕事をしているのですが、この仕事では誤字脱字がそのまま仕事のミスと判断されてしまうことも多いです。そのため誤字脱字を減らすべく、過去の誤字脱字を繰り返さないようにするために自作の誤字脱字チェッカを使ってます。

 あと最近受け始めた英会話のレッスンも、実際に英語で話さなければいけないときのために、失敗を繰り返しているともいえる。

 こんな感じで本番前にいっぱい失敗して、本番でこけないように学びましょう。

きちんと休むこと

 2つ目は、きちんと休むことについて。

 ストレスとの「付き合い方」を知る(P.69)
 適切なペース配分が、よい仕事を生む(P.136)
 心身を休めることも仕事の一部(P.138)

 宇宙飛行士という、非常に特殊で高度な知識や技術が要求される仕事では、宇宙に滞在できる限られた時間を最大限に生かすために休む時間を削るという発想も生まれそう。一方、その高度な仕事を達成するために休むことも大事。

 相反する考えですが、仕事でパフォーマンスを上げるためにはきちんと休むことが大事です。

 休むというとネガティブにとらえられる可能性もありますが、仕事でのパフォーマンスを出すための休息と考えて、上司やチームに休むことを要求することが大事だということです。

週に1回でも「身体を休める」予定をいれたらいいと思う

 休むことを上司に要求するのはちょっと抵抗があるときもあります。

 そんな場合、あらかじめ、週に1回でも「身体を休める」という予定をいれておいたらいいと思います。

 休日の予定が何もないと、仕事が忙しいときに、休日出勤するという選択肢が生まれてしまいます。だから、予定がないのではなくて「身体を休める」という予定があるということにしておけばいいと思います。

 休みの目的を職場に言う必要は本来はないと思いますが、適当な理由を言っておけばいいと思います。「家の用事がある」、「ちょっとトラブルがあってしないといけないことがある」みたいな感じでいいのでは。

 私の場合、職場は土日が休日です。忙しい時期には、月に1~2回、休日出勤をすることもあるのですが、そういう時期には、平日の半日でも時間を作って休むようにしています。理由は聞かれませんが、聞かれた場合には「家の用事」「子供の学校へ行かないといけない」とか言います。それ以上聞かれないです。

 平日に休んで仕事から解放されると、なんか開放感が大きいような気がしてリラックスできます。

コミュニケーションを上手にとる

 3つ目は、コミュニケーションの取り方について。

 コミュニケーションは、言葉だけではない(P.186)
 伝える意識や工夫によるものも大きい(P.187)
 伝え方が重要なテクニックとなる(P.205)
 怒りは「真剣さ」として表現する(P.197)

 特に宇宙飛行士のチームは、いろいろな国の人が集まった国際プロジェクトで目的を達成しないといけないので、コミュニケーションの取り方が大事。自分がやるべきことを進めながら、他の人も尊重しないといけない。

 閉鎖環境の高ストレス下で、人間の心理状態がどうなるかを調べたり、どうやって上手にコミュニケーションをとるかを突き詰めることも、宇宙飛行士のミッションといえそうです。

 上手なコミュニケーションとして、上手な冗談を言ったり、言葉ではないコミュニケーションも使ったりしながらコミュニケーションをとる。怒りの感情を伝えないといけない場合には、丁寧に「真剣さ」として表現する。「ユーモア」を交える。

 会社で働くサラリーマンも同じような悩みがありますよね。

コミュニケーションは本当に難しい、あいさつに一言加えてみたらいいと思う

 コミュニケーションは本当に難しいと思います。言葉になる部分はもちろん難しいし、言葉にならない部分も難しい。ある意味、仕事そのものよりも人間関係のほうが難しいこともあると思います。

 言葉になる部分は、簡潔に明確に。言葉にならない部分は、おそらく仕事以外の場面で、日常的などうでもいい会話をするとか、冗談をいうとか、そんなコミュニケーションをしていると、言葉にならない部分を埋められそうな気はします。

 私もあまり上手ではないですが、あいさつするときに「おはようございます。寒くなりましたね。」という感じで、あいさつに一言付け加えるようにしたりしています。ちょっと言葉を交わすといいかなと思って。2~3往復の会話をするだけでもお互いの信頼感を維持しているような感じをもつことができます。

今日のみどころ

 仕事うまくいかないというサラリーマンの身近な悩み、宇宙飛行士も同種の悩みをもっているようです。

 あなたの悩みも同じかも。解決への一歩を見つけられるかもしれませんね。

若田 光一 (著) 日本実業出版社 (2016/8/31)