【弱みこそ強さ】成果出ない、努力報われないって思ったら まずはちょっと休んでっていう話

 成果を出すことを求められる、けど、思うように成果がでない。努力が報われない。

 そんなことってよくあると思います。

 この記事をよめば、思うように成果がでない、努力が報われないと思ってしまったときにどうしたらよいか、その答えの1つがわかります。ちょっと休めばいいんじゃないかって話です。

 私は過去に技術系の仕事をしていて、その後に転職していまは特許事務所の技術者として働いています。どちらの仕事でも成果が出ないこと、努力が報われないと思ったことがありました。いまもあります。

 そんなときには立ち止まってまた進もうと思っています。あなたにもおすすめな話なのでシェアします。



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成果出ない、努力報われない。いやになったらちょっと休むといい

 会社でも個人でも成果を出すことを求められます。

 成果を出すために、無駄な時間をなくしたり、すきま時間を活用したりして小さい仕事を片付ける。効率を上げる。そういう技がいろいろと重宝されています。

 でも、なかなか成果がでないこともあるのが現実。なかなか成果がでない、努力が報われないと思うと、いやになってしまいますよね。

 いやになったらちょっと休んで、またゆっくり進みはじめればいいですよっていう話をシェアします。

本『その弱みこそ、あなたの強さである

 今回は、本『その弱みこそ、あなたの強さである』の内容を参照しながら紹介します。

 この本の著者は、十代なかばに大病をわずらい今は不登校生を元気にする塾を運営していて、その経験に基づいて、現代社会に生きにくさを感じている人、敗北感をもっている人などに向けて書かれています。

 会社や個人でうまく仕事を進められている人でも、なんとなくそういう気持ちを抱いている人。私もそんな面を持っていますが、調子が良くないときにどんなふうにすればよいか、参考になる内容が記載されています。

成果は必ずしも出るわけではない、努力は必ずしも報われるわけではない

 まず、努力をしても必ずしも成果が出るわけではない、努力は必ずしも報われるわけではない、ということからはじまります。

 「がんばれば報われる」って簡単に言う人もいますが、がんばれば必ず報われるとは限らない。そういう人は無責任。努力と結果を一直線で結ぶのはよくない(P.17)

 私もよく思いますが、ドキュメンタリー番組などで、なにかに成功した人について、後付けで、●●の努力が報われたという言い方をすることが多いですよね。成功した人について説明する場合には、その人が過去にやったことをその成功に結び付けて説明することができてしまいます。

 でも、その成功には、いろいろな要因がかかわっているし、運みたいなものもあるので、●●をしたから成功した!というように、成功の要因がはっきりしない場合もあるはず。

 そこで、「がんばれば報われる」の考え方がこびりついている人は、いったんその考え方から離れて、「弱さを出発点とした生き方(P.3)」をしてみるとよいかもしれません。

「弱さを出発点とした生き方」をする方法

 「弱さを出発点とした生き方」というのは、積極的に何かするというよりは、その反対に、自然体でいくような感じ。何もしないというわけではなく、自分の直感にしたがって生きていくという感じです。

 私がとても良いと思った以下の3点に絞って解説します。

  • 努力と成果を切り離す(P19)/立ち止まって、またゆっくり歩きだす(P.24)
  • ときめきという非合理な決断に従う(P.140)
  • 今日のエネルギーは今日使う(P.153)

 以下で順番に説明します。

努力と成果を切り離す(P19)/立ち止まって、またゆっくり歩きだす(P.24)


 努力と結果を何の留保もなく一直線につなげる考え方には無理がある(P.17)。

 まず、「努力すれば必ず報われる」といわれることもありますが、努力と結果を一直線につなげるのをやめて、努力と成果を切り離して考えましょう(P.19)。努力は努力。成果がでる場合もあるし、でない場合もある。

 そのうえで、結果を忘れてする努力がほんものの努力(P.19)と説明されています。結果が見込めなくても努力するということ。

 そして、成果を出すだけがすべてではない。むやみに先を急がず、思い切って立ち止まってみるのもいい(P.23)。急いでいた時には見えなかったものにあらためて気づく。そこからまたゆっくり歩きだせばいい(P.24)


 私自身のことを振り返ってみると、仕事で努力してスキルをみがこうとか、すきま時間をうまくつかって効率を上げようと思っていろいろ工夫しています。

 でも、がんばったわりに効果が上がらなかったり、他の要因によってその工夫がだいなしにされたりすると、イラついてしまうこともある。そんなときには、努力は必ずしも報われないと思って、立ち止まって、気長にいくようにできたらいいなと思います。

 あと、他の人に対しても、努力は必ずしも報われないと思うのも大切そう。部下ががんばって作業をして、成果が出ないこともあると思いますが、そんなこともあるよと言ってあげられる気持ちをもっていたい。

ときめきという非合理な決断に従う(P.140)


 「やるべき」ことに出会うと、人は「ときめき」を覚える(P.143)。

 本当に欲しているものに対してときめきを覚えるはず(P.142)。そのような直感的な気持ちに従っていくのもよいということです。


 「やりたいこと」という程度では、ときめきが少ないジョブでしかない。「すべきこと」と思うことは、たいていハイリスクではあるけど選ぶ価値のある道(P.141)。

 安全堅実な道ではなく、ときめきにしたがってハイリスクな環境にあえて飛び込んでいく。こういうことが人生の活性剤にもなるという(P.142)。

 私は「ときめき」を感じているかなと考えてみました。「やりたい」というレベルと超えて「やるべき」という気持ちを自然にもったときには、それをするように(できないときは、少しでも近づけるように)考えたい。

 私が過去でそこまで強い気持ちをもったのは、転職をしなければならなくなったときかなと思いました。確かにリスクもあったけど、「これをすべき」だと思えた。だからできたのかなと思います。

 反対にいえば、やりたいと思って特にリスクがないのであれば、あまり悩まずにやればよいわけですね。リスクをとってでもやりたい、というか、やるべきと思えること、これに出会えるかどうかですね。出会ったらリスクに負けないでやってみたいと思います。

今日のエネルギーは今日使う(P.153)

 人間の頭で考えること、心で思うことは、際限もない。そのため、事実であないことを事実のように思いこんでしまう、「心でっかち」病に陥ってしまう(P.152)。

 「心でっかち」の悪弊に陥らないために「今日のエネルギーは今日のうちに使い果たしてしまえ」(P.153)。体に余力を残さないことが心でっかちを避けるのに有効だからです。

 力を使い切ると、元気の井戸の底に清新な水が明日への活力としてわき出してくる(P.154)。

 確かに、ひまなときほど、いろいろなことを考えすぎて前に進めなかったりしますよね。反対に、忙しいときは、とにかく時間がないので、少ない選択肢から選んで前に進むことができてしまうこともある。

 だから、ひまで力がありあまっているときは、運動でもして、力を使い果たすのがよさそうです。そうすればよく眠れそうだし、翌日にまたたくさん働けるということですね。

 ジムに行く時間もない場合には、ひとまずスクワットとか腹筋とかをして身体を動かす。

 私は、夜になってもあまり疲労感がないときは、スクワットを30回くらいやっていることがあります。少し息が乱れるくらいやると、眠りやすい感じがします。

ためしに何日か「弱さを出発点とした生き方」をやってみる

 こういう生き方がいいなと思ったら、何日かやってみるといいと思います。気分が楽になる、軽くなると思います。

 意識的に努力をして成果をだしていくという強い生き方はもちろん良いですが、成果が出ない、努力が報われないと思っていやになったら「弱さを出発点とした生き方」をしてみる。いきなり生活全部をこういうふうにしてしまうのも極端なので、何日か、やってみたらいいです。

 人間らしい感じで、やりたいことをやって、やりたくないことをやらないということでよいと思います。

 そして、そのなかで「やるべき」ことに出会って「ときめき」を感じたら、リスクをとってでもやりましょう。そうやっていくと、ちょっとずつ、今と違った自分に向かっていけそうな気がします。

今日のみどころ

 成果出ない、努力報われないって思ったらちょっと休むといいっていう話でした。

 本にはもっとたくさんのポイントが記載されているので、気になる方は入手してよんでみてください。

大越 俊夫 (著) PHP研究所 (2013/5/17)