地震発生時に音声ガイダンスで事故問い合わせを受けるエレベータ遠隔監視システムの特許発明 東芝エレベータ

図1

 従来、災害発生時にオペレータの対応に時間がかかるという問題があります。

 この発明の遠隔監視システムは、音声ガイダンスで事故問い合わせを受け、保守員にメールで出動要請をします。これにより、オペレータが介在することがなくなり、保守員への要請が遅れることがなくなります。

 特許第6021884号 東芝エレベータ株式会社
 出願日:2014年11月21日 登録日:2016年10月14日



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災害発生時にオペレータの対応に時間がかかる問題

 エレベータの遠隔監視システムが利用されています。

 エレベータの監視システムは、エレベータと監視センタとを通信ネットワークで接続し、エレベータの動作状態を監視センタに送信し、監視するシステムです。異常が検出された場合には、保守員を現場に派遣します。

 地震などの災害が発生した場合、エレベータの事故が多数発生し、監視センタへの電話が集中します。すると、オペレータの対応に時間がかかり、その結果、保守員の手配に時間がかかるという問題があります。

音声ガイダンスで事故問い合わせを受け、保守員にメールで出動要請

図8


図12

 この発明の遠隔監視システムは、オペレータを介さずに音声ガイダンスでエレベータ事故に関する問い合わせを受け付けます。そして、事故の内容と、エレベータの動作状態から、事故の緊急性を判断します。

 事故の緊急性が通常より高いと判断した場合、事故現場の近くにいる保守員にメールで、事故現場への手動を要請します。

 一例として、「かご内の閉じ込め」事故の場合、緊急性が通常より高いと判断されます。

 これにより、オペレータが介在せずに保守員への要請がなされるので、監視センタに電話が集中した場合でも、保守員への要請が遅れることなくなります。

【課題】
 監視センタにエレベータ事故に関する問い合わせが集中した場合でも保守員を事故現場に迅速に手配して対処することのできるエレベータの遠隔監視システム及び端末装置を提供する。
【請求項1】
 各地域に存在する多数のエレベータの動作状態を遠隔的に監視するエレベータの遠隔監視システムにおいて、
 顧客からエレベータ事故に関する問い合わせがあったときに、オペレータを介さずに音声ガイダンスに従って受け付ける受付手段と、
 この受付手段で顧客から受け付けた上記エレベータ事故の内容と当該エレベータから送られて来る動作状態情報とに基づいて上記エレベータ事故の緊急性を判断する緊急性判断手段と、
 この緊急性判断手段によって上記エレベータ事故の緊急性が通常事故よりも高いと判断された場合に、上記各地域を巡回する各保守員の中から事故現場に近い保守員を優先して、その保守員が持つ端末装置に緊急出動用の電子メールを送信して、事故現場への出動を要請するメール送信手段と
 を具備したことを特徴とするエレベータの遠隔監視システム。

今日のみどころ

 地震などでエレベータ事故が発生した場合にオペレータの対応がボトルネックになるのを回避できます。

 地震が起きる頻度は低いですが、対応がまずいと二次災害につながってしまい大変です。いざというときのための技術もしっかり検討しておかないといけないですね。すばらしい。


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