フィリピン人などの英語ネイティブの講師から、スカイプ経由でマンツーマンレッスンの英会話レッスンを受けられるオンライン英会話があります。
私は幸運なことに、フィリピン人講師と個人契約でオンライン英会話をはじめることができました。
オンライン英会話を継続して受講していくうちに、レッスンの効果を大きくできるかどうかは工夫次第だということがわかってきました。発話の比率など、工夫のしどころについてシェアします。
この記事を最後まで読めば、オンライン英会話のレッスンの効果を少しでも大きくするポイントがわかります。
なお、私は、英会話に関しては、英単語を並べてなんとか意思を伝える(というか相手が理解してくれる)ことができますが、完全な文章を話すのが難しいというレベルです。同じくらいのレベルの人には特に参考になると思います。
以下で解説します。
オンライン英会話の効果を大きくできるかどうかは工夫次第
フィリピン人などの英語ネイティブの講師から、スカイプ経由でマンツーマンレッスンの英会話レッスンを受けられるオンライン英会話があります。
私も英会話をもっと上手にできるようになりたいと思って、オンライン英会話の中でもビジネス向けといわれている「ビズメイツ」の無料レッスンを数か月前に受けました。
そしてこのたび幸運なことに、フィリピン人講師と個人契約でオンライン英会話をはじめることができました。
受講者である私が自由にレッスンの日時を設定できるのですが、最初は週4~5回のペースでレッスンを受け、その後は、週2回のペースで継続しています。
受講者が発話できるように上手にリードしてくれる講師にあたれば幸運なのですが。そうでもない講師もいます。
オンライン英会話の効果を大きくできるかどうかは工夫次第だということがわかってきました。工夫のしどころには以下の3ポイントがあると思います。これらのポイントについてシェアします。
2.復習する
3.完璧をめざさない
ちなみに、私は、英文を読むことはある程度できるけど、英会話のレベルはだいぶ低いです。英単語を並べてなんとか意思を伝える(というか、相手が理解してくれる)ことができますが、完全な文章を話すのが難しいというレベルです。
また、平日の昼間は仕事をしていて、英会話レッスンを受講したりその復習に使える時間は一日に1時間くらいという感じです。同じくらいのレベルの人、同じような状況の人には特に参考になると思います。
発話の比率を理想値「講師:受講者=3:7」に近づける
英会話レッスンを受けるメリットは、人間を相手にして発話することを通じて、話を組み立てたり口を動かしたりする練習をする、というか訓練をすることによって英会話が上達する点にあると思います。
でも、講師の話を熱心に聞いていると、講師がどんどんしゃべってしまって、受講者がしゃべる機会がどんどん減っていくことがあります。講師からの問いかけに答えているだけだと、「講師:受講者=8:2」くらいの割合になってしまうこともしばしば。
これでは事項者にとって話を組み立てたり口を動かしたりする練習にはならず、その結果、上達につながらない。
そこで、なるべく自分が発話するタイミングを多く確保して、発話する。その工夫をするのがよいと思います。
私のオンライン英会話の講師によると、「講師:受講者=3:7」の比率が良いとのこと。もちろん一例ではありますが、ひとまずこの数字を目指すという方向性で進めるのがよさそうです。
理由や目的を付け足して話す
自分が発話するタイミングを多く確保するには、例えば、講師からの問いかけに対して、理由付けまで含めて答えるのが1つのやり方です。
講師からの問いかけに"Yes"か"No"だけでで答えられる場合でも、"Yes"又は"No"のあとに"because ~"と続けて理由まで言うようにしてみる。文脈によっては、"in order to ~"と続けて目的のように言うこともできると思います。付け足す部分は、単語の羅列ではなく、なるべく文章になるように作ってみましょう。
このようにすると、付け足した部分に間違いがある場合に指摘されたりして、さらに勉強できるメリットもあります。
講師が言ったことを復唱する
自分が発話するタイミングを多く確保するには、もうひとつ、講師が例文などをいった後に、同じように発話する(リピートする)のもよいかもしれません。
リピートするように言われていなくてもリピートすればいいと思います。
そうすると講師は、受講者が言い終わるまで少し待ってくれると思います。そこで、質問があれば続けて言ってみたりする。似た表現で自分が知っているものと同じなのか、違うのかとかですね。
はじめは質問したいのに質問自体が伝わらないかもしれませんが、まあ、なにか口に出せばなんとかなるかもしれません。
復習する
オンライン英会話のレッスンの時間は、1回あたり30分以内であることが多いです。ビズメイツでは25分でレッスンが終了します。
この時間だけでは新しいことを覚えるのはむずかしいと思います。その時間の会話をすることに集中してしまって、レッスンが終わったら会話の内容の半分くらいは忘れてしまっている。
これだと、発話をするトレーニングになるとは思いますが、今まで知らなかった単語や英語表現を覚えることにつながらない。
そこで、レッスン中の会話を録音しておいてあとで復習に生かすのがおすすめです。音声ファイルをうまく使うことについては、本サイトの以下の記事も参照してください。
レッスン中の講師の問いかけを聞いて、その答えを少し考えて発話してみるのも勉強になります。単語を少しかえてみたり、時制を変えてみたりして発話するのもよいと思います。
レッスン中に講師が使った単語や英語表現も勉強になります。
レッスンの頻度は週に数回でも充分
オンライン英会話は、1日1回を毎日行うのが効果が大きいとも言われます。それはその通りなのですが、受講者の英会話のレベルによると思います。
比較的自由に発話できる人の場合だと、毎日レッスンを受けるのがよいのかもしれません。
ただ、私のように、講師が言ったことに対して答えていくのがやっとというレベルの場合だと、1回分のインプット量を消化するまえに次のレッスンを受けることになり、上達しているのかよくわからない状態になりがちです。
実は私も当初は1日1回ペースで受講してみたのですが、消化不良のまま次のレッスンを受け、また消化不良になり、たいして身につかないという状態になってしまい、これでは上達しないと感じました。
そこで、レッスンは1日~2日おきにしておいて、その空いた日には、レッスンのときに録音した音声を聞きながら復習するというやり方にしています。これなら、スピードは遅いですが、ある程度覚えながら進めていけます。
完璧をめざさない
もう1つのポイントが、完璧を目指さないこと。
上記の復習のところで、1つのレッスンの内容を消化してから次のレッスンを受けるのがよいといいましたが、そうはいっても、1つのレッスンの内容を完璧に理解する、完全に覚える、ということまでは必要ないと思います。
1つのレッスンで得るものがいくつかあればよいと思います。得るものというのは、いくつか新しい英語表現や単語を覚えることであったり、何かおもしろい会話や言い回しのパターンを知ることができたり、英語圏の文化を知ることができたりする、などということです。
これを長期に継続していけば、少しずつでも着実に力がついていくと思います。
友達経由でオンライン英会話を受講
私は今回、幸運にも、友達の友達のフィリピン人の講師からオンライン英会話のレッスンを受けることができました。現在、独立して個人でオンライン英会話の講師をしている人です。誠実で丁寧に話をしてくれるひとで、信頼しながらレッスンを受けることができています。
このような機会は、自分だけで作ることがなかなか難しいので、英会話を始めるチャンスを狙っていた私には超ラッキーでした。みんなありがとう。
また、何か月か前にオンライン英会話の検討としてビズメイツの無料レッスンを受けていたことも役に立ちました。そのときに購入したWebカメラを使ってすぐにスカイプの環境を準備することができました。また、どんな講師が自分にとって良いかという感覚をある程度わかっていたので、講師が自分にとって良さそうだという印象を持つことができました。
オンライン英会話スクールを受講するための準備
オンライン英会話を受講しようと思い立ったら、あまり悩まずに行動に移してしまうのがよいと思います。費用もそれほど高くないので、やってみてだめなら別のスクールに移ればいいと思います。
この場合、行動とは、スカイプができる環境を準備することと、オンライン英会話の受講の申し込みをすることです。
スカイプの準備として、パソコンを利用する場合なら、カメラとマイクを準備すればOKです(画面とスピーカは、もうある前提です)。スマホを利用する場合は、カメラやマイクはスマホにすでについているので他に何もいりませんが、うまく自分を撮影できるようにスマホを固定する台があるとよいかもしれません。
スカイプの環境は、一度ととのえてしまえば、スカイプを利用する他のスクールのレッスンでも使えるので、あらかじめ用意しておく価値があります。
スカイプを利用するオンライン英会話の受講の申し込みは、例えば以下のWebサイトでできます。たいていのスクールには2~3回の無料レッスンがついているので、スカイプの環境のチェックを兼ねて無料レッスンをうけてみるとよいと思います。
今日のみどころ
個人契約でオンライン英会話をする機会を得た私はラッキーでした。オンライン英会話の機会があればやりたいっていうことを友達と話していたりすると、こんな幸運も訪れるんだなって思います。
そんな機会がいまのところないという人も、オンライン英会話の準備をして、いつでもできる状態になっておくとよいです。その機会がおとずれたときに飛び込めるように準備しておきましょう。